**母のこと**

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不意に昨年他界した母のことを思い出しました。

私が幼い頃姉と私を残し母は家を出ました。
母のいない家庭で、姉も近くの家に里子に、父は転勤族のため単身で仕事を引退するまで家に戻らない生活を送っていましたので、私は祖母と二人で暮らしを続けていました。

少し稀な家庭に育ったということなのでしょうか。
でも幼い頃からそうした暮らしを続けてきたので、それが自分のスタンダードだったと受け入れていたと思います。

母が他界した今でも彼女がなぜ家を後にしたかの本当のことは知ることはありませんでした。
私がいつかこの肉体を離れ、魂の母に会う時じっくりと聞けるかもしれませんが今はそれほど知りたいと思うことはありません。

ただ生前の母は、私が会おうと思えば会える所に居てくれたから、彼女が家を出たその後の暮らしぶりは、ほんの断片ですが少しは知っていました。
小学生の頃はよく私を連れ出して、食事に連れていったりしてはくれましたが、昼間にほんの数時間会うだけで、また祖母の元に帰る日々でした。

その頃小学生の私が母に「帰ってきてほしい」と口に出してすがりつきながら願えば、もしかしたら母は帰ってきてくれたかもしれません。
また父親も私に、それを母に言うように促すこともありましたが、それでもやはり口に出すことはしませんでした。

母がなぜ家を出たのかの本当のところを知ることはないまでも、なぜかそれだけは言ってはいけない、口にしてはいけないと感じていました。

それを口にすることは母を苦しめてしまうと、どこかで分かっている自分がいました。
母を苦しめるのは嫌だ、という意識で、自分の身を不遇なものではないと「思い込もうと」していたのでしょう。

大人になってから感じたことのなですが、母の生活の日々の中で、私たち姉弟を捨てていったように思い、自責の念を背負って生きていたのであれば、とても切なく思ったものです。

母の死に際して「彼女は自分の生涯で、本当に幸せを知ることはあったのだろうか?」そんなことを思いました。

母の死顔を見たとき
「あなたはこの人生、幸せでしたか?」
と思わず口にしてしまいました。

人一倍、情の深い人でしたので自分の子供たちを思わない日はなかったことでしょう。
それを思うと、私も他人事(母ですが)ながら胸が痛みます。

母がどれほどの人生を送り、幸せの一つも知ることなく生きたのであれば、それはそれで母が選んだ人生でもあると・・
そこまでは、この人生が体験学習なのだからという判断で済む事かもしれません。

それでも私をこの世界に産み落としてくれたことだけは、揺るぎもない真実です。

母が自分の人生を苦しみや悲しみの中で生きたことは確かにそうだったかもしれません。
実際に一度遺書を祖母に書き送った事もあったからです(私を育てたのは母方の祖母です)

でも私が今ここにいる。

私は簡単に「感謝」という言葉を口にすることはありません、躊躇いもあります。
それでも母なりの壮絶な人生の中で、間違いなくこの自分を産み落としてくれたこと。

少し前に書いた パルコのお話 につながりますが、この世界は一人一人の宇宙を持った魂たちが同時に存在している世界です。
私という一人の人間から見た「自分以外」は「自分のために存在する全て」なんですね。

とすれば傲慢に聞こえてしまうかもしれないけど、母は私のために存在してくれたわけで、その壮絶な人生を送ることを承知で自分も生まれてきてくれたことになるんですね。

今の時代、何らかの事情で子供と離れ暮らす母もきっと沢山居ることでしょう。
子供は、事情がどうあろうとその母を恋しいと思わないことはありません、それは私がよく知っています。

そして、母が子に幸せでいて欲しいと願う以上に、どこか自分の知らないところで生きていても、その母が幸せに暮らしていて欲しいと心底思っているはずです。

私は初めて心から深く「感謝」という言葉の意味を知ったのが、母の人生そのものからだったかもしれません。
それを思うともっとしっかり「自分に正直に生きなきゃな」って。


少し前、この時の幼い自分をいきなり思い出し涙したことがあります。
遠い過去の自分を思い、姿のない幼い頃の自分を抱き寄せ「自分、よくがんばったな」・・と・・
今思えば、これが自分の中に眠っていたインナーチャイルドの解放だったのだろうと思っています。

まだいくつかの解放すべき自分が、胸の深いところで眠っているかもしれません。
次の次元に向かう旅すがら、インナーチャイルドを表に引き出し癒してゆくって、こうした自分の人生の履歴から汲み取ることから始めるんですね。
そんなことをいきなり脈絡もなく思い、感じた今日この頃です。


ってお話~








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# by farmemory | 2017-07-17 00:38 | インナーデャイルドの解放 | Trackback | Comments(4)

**共にある**

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愛するものよ、心温かく、心豊かであれ
愛すればこそ、辛さに身悶え、切なさに沈み、温もりを知る

寄り添い、涙し、痛みを分かつ

何一つ失うものはなく
何一つ得られないものはない

愛するものよ、真実は神と全てと共にあり


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# by farmemory | 2017-07-15 10:23 | ・ 詩(うた) | Trackback | Comments(1)

**シリウスからの歌声(2)**

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今までのお話>> **シリウスからの歌声(1)〜(2)**

   ・

初めて会った時に感じた、こみあげるような懐かしさがどこから来るのかはわからないまま、芳樹はこの娘と何としても付き合いいをしたいと思うようになります。

彼女の名前が百合香と言う事をタイムカードを見て知っていました。
彼女は決してツンツンしているわけではないのですが、どこか近寄りがたい雰囲気があってアプローチをかけられません。

今日こそはバイト帰りに話をしようと朝起きて思うのですが、いざ彼女と顔を負わせるとそれが言い出せません。

そんなことを繰り返しながら2ヶ月ほど経ったある日、偶然にもシフトの関係で二人ともに同じ時間にバイトが終わることになります。
これはもう「このチャンスは滅多にないぞ、ここで声をかけなければ!」と思い、意を決して店を出る彼女の後を追いかけます。

その彼女の後ろ姿を見ていた時、不意に彼女の姿が別の姿に見えたのです。

周りの景色は薄ぼんやりとなって、肩まで伸びる黒髪が急に金髪に見えたのです。
しかもそれだけではなく、バルーン袖のブルーグリーンのブラウスとキュロット姿だったはずの彼女の服装が、ドレープのたくさん入った真っ白い生成りの長いドレスで、足首に紐が巻かれたサンダル、頭は組紐で編み上げた髪に花冠という姿に変わっているのです。

一瞬の出来事でしたが、芳樹は間違いなく彼女のその姿を見たのです。

そんな経験をしてしまったので、彼女に声をかける事にさらにハードルが高くなってしまいます。
と言うより、今まで声をかけられなかった理由というか、雰囲気がそこにあった気がしてならないのです。

その頃の芳樹は人には前世というものがあるということをはっきりとは理解はできていませんでした。
ただ幼い頃から、自分にはこの人生ではない別の人生の記憶のようなものがあり、自分の知らない人生を過ごしていたことがあるのではないかということを、誰に教えられることもなくなんとなく気づいていました。

また今は亡き祖母が自宅からほど近い場所で、一人でやっている占い師さんのところによく出入りしていて、幼い芳樹をしょっちゅう連れていったので、目に見えない世界に対する抵抗がなかったのかもしれません。

それに彼の育った家庭環境が、そうした不思議なことに対するタブーの全くない家で
「外でカラスが鳴いていて、庭にネズミが出たよ、きっと近所で何かあるね」
などということを、感じるままに口にできる子ども時代を過ごしたことから百合香が見せたその不思議を、決して思い違いではなく、なんらかの理由で自分が知らない別の彼女の姿を見たのだと確信のようなものがあったのです。

人通りのない通りでしたので、歩道に立ちすくむ彼を不審に思う人もなく芳樹はその場所に立ち尽くします。
でも、そうしていたら百合香がどんどんと先に行ってしまう、そう焦るのですが、足が前に出ません。

ところがそんな芳樹の想いが届いたように百合香が急に足を止めたのです。

そして不意に振り向くと、芳樹の方に引き返し戻ってくるのです。
芳樹はドキドキで、焦りまくります。

でも百合香は芳樹がそこにいることに気がつかないようで、何か考え事をしながら下を向き、お店の裏口に戻ろうとしているようなのです。
そこで意を決して芳樹は彼女に声をかけます。

「あの、百合香さん」

はっとしたように百合香は顔を上げ芳樹をみました。

「あっ、芳樹・・くん?」
「うん、同じ時間にバイト終わって僕も帰ろうと思っていたら百合香さんが振り返ってこっちに向かってきたんだよ」
「そうなんだ、ロッカーに忘れものしてしまったから戻ったの」

「ええと、あの、ああ、そうか、なんか急に振り返ったのでビックしましたのです」

内心しめたと言う思いとドキドキする想いが入り混じって言葉が変になっていることに芳樹は気が付きません。

すると百合香は満面の笑みで
「何その言葉!?」
と笑ってくれました。

思いの外ノリがいいことに少し安心し、次の言葉が素直に出ました

「あのさぁ、急いでる?帰りにお茶しない?」
「あ、うん、いいよ。ちょっと待っててね」

そう言うと店に入った百合香がすぐ戻ってきます、手には何か風呂敷包みのようなものが。
聞くと母親が自宅でお茶の先生をしていて、彼女もやらされていること。
今日は母親に頼まれた茶道具を、知り合いのところから受け取って帰ることになっていたことなど話してくれます。

「さて、どこ行こうか?」
「どこでもいいけど、あんまり遅くはなれないから近くがいいかな」

バイト先に近い駅ナカにあるカフェで二人は話し始めます。


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# by farmemory | 2017-07-13 01:26 | ・シリウスからの歌声 | Trackback | Comments(1)