◇動物の前世・時を超えた伝言◇

◆動物の前世・時を超えた伝言◆

前回お話しした、人と動物の前世を被験者の方の記録をもとにお話いたします。

その方は中年女性で当初お越しになった時には仕事上のお悩みをお持ちになっていました。
特に仕事上で付き合いのある方との、いかんともしがたい確執の様なものがおありで、それが過去世から何かの問題があるのかとお感じになってのご依頼でした。

私は今まで過去世は一つの人生が終了した時に、その時代のすべての問題は一旦リセットされるとの認識でいました。例えばどなたかのとのその人生での問題が今生に影響する事はきわめて稀と言う事でもあります。
ただし特定の人物との間に設定した設問に答えきれなかったり、自らその問題から逃避してしまったが故に今生同じ問題に取り組まなければならない事はあるかとは思っています。
しかし今回のリーディングはそれに当てはまらない稀な例である事と、それが動物との確執が今に繋がっていると言う大変興味深い内容でした。

彼女は私の所においでになる前に別の方の前世リーディングをお受けになり、そこで彼女の前世が大変に名のある平安時代の武将である事を告げられたようです。
そして私が再度今回の問題を念頭に前世をスキャンしました所、確かにその人物に相違ない事が確認できました。これは今生と大変に強いリンクを持った前世であったが為にかなりクリアに確認する事が出来きた事でもありました。
割愛しますが、この平安武将は日本史に興味のある方でしたらご存知だろうと思います。
男性と生まれたこの方が時の朝廷の一人に疎んじられ、屋敷新築の折に招いたこの人物から法外な申し付けを受ける事になります。
この屋敷は今の京都の地にあり一条戻橋に近い場所、裏手には安倍晴明ゆかりの陰陽師一派の屋敷のある場所で、彼自身阿部家とはかなり懇意にしていたようです。

さて、屋敷の廊下から庭を案内していた所、庭の植え込み左手より一匹の白い狐が躍り出てきました。
彼はかねて弓の名手であった事から上司はその狐を射て見よと言いつけます。彼は無益な殺生と拒みたいのはやまやまでしたがそれを拒む訳にもいかず見事一矢でその狐を射殺ろします。
実はこの狐は妊娠しておりお腹に2匹の子が宿っていましたが、親の絶命とともに生を見る事無く終えてしまいます。
この雌の狐には夫がいました。
見えた姿はかなり大きな体をした、やはり毛並みのいい雄の白い狐で、受けるイメージからかなり精神性の高い狐と認識できました。
私は狐の官位といった事にはほとんど知識も無く、またそれ自体どのようなものかは皆目認識出来てはいませんが、官位と言う事では高い位と言えるのかもしれません。

時代はリアルタイムに戻ります。
この女性の今回のお悩みは、ぎくしゃくした2人の職場の女性との関わりに関してでした。そしてそのお話をしていた最中、不意に恰幅のいい中年男性の姿が浮かんできました。
そしてこの方が、古い時代に雌狐の夫であった雄狐の転生の姿である事が見えてきました。つまり今回の主題である動物からの転生という事になるかと思います。
ただ、その狐の魂がその中年男性の中に魂として入っているのか、あるいは一種のエネルギー体としてその人に憑依しているのかが今ひとつ確信が持てませんでした。

その方の見えた風体と、感じ取れた性格をお話しし、彼女の身近にそのような方がおられるかを確認しました所、まさにその2人の女性の直属の上司であり、彼女の元に送り込んできた人物と分かりました。

狐の顛末を彼女に伝えました所、もともと彼女自身強いスピリチュアル性の持ち主なので、そのビジョンが浮かんだと言います。
そして雌の白狐が庭の左手から踊り込んできた事、石灯籠のすぐ側でその狐を射殺した同じビジョンが見えたそうで、私が見たものとの答え合わせをする事が出来ました。

これにより彼女は今生狐の夫であったその上司と、部下の女性達から理不尽を受ける理由を知ったと言います。
しかし私は今回の出来事が恨み、怨嗟の解消として彼女に辛くあたっているのではない事を当初より感じ取っていました。
そこで更に深くリーディングを試みました所、分かったのは想いもよらない事でした。
通常でしたら伴侶を射殺ろされた雄狐の怨嗟が今生に祟っているのだと考えるのが至極当然かと思います。しかし今回の事象は真逆の展開を見せる事になりました。

確かに妻の不条理な死に当たっての悲しみは余あるものがあった事は事実でした。
しかし彼は今生までその恨みを抱き続け、時を見て復讐に出たと言う事のではなかったのです。驚く事にその雄狐はかの男性に転生(或は憑依)し、彼女に思いを伝える為にこのような事象に出た様なのです。そしてその内容には心動かされるものが有りました。

彼女は今生、表層の意識では自らの行いに関しては認識さえ出来ない事でしたが、当然の事ながら魂のレベルではそれをしっかりと記憶しています。
そして表層に現れないその意識がまるで毛細管現象で水が吸い上げられるように今生の彼女の意識に流れ込んでいた様なのです。
彼女は平安時代から今生まで他の転生をしていない訳ではなく、それぞれの時代ごとにこの時代の自らの行いを悔やんできた様なのです。

そして今生、雄狐は彼女にもう自らの過去生での行いを悔い苛む事をやめる様にとの思いを伝えたかった事、その方策として真逆の事象を持って彼女に伝える事にしたという事の様なのです。更に出来る事であればその雌狐に心の中ででも手を合わせ哀悼を捧げてくれさえすれば心安らむとも。
今回私の元に来られ、私の口を使いそれを告げさせたのでしょう。恐らく今生、職場でのお悩みが強く無ければ私の元に来られてはいなかっただろうと思います。

それを話し始めると彼女は涙を流し、ついには号泣してしまいます。
既にご自身でも狐に矢を射かけたビジョンをご覧になっていますので、その魂の記憶が蘇ったのだと思います。

・・

リーディングは客観的に見、感じた事象を伝えるだけに留めていますので、彼女に今後どうすべきかの行動指針などはお伝えはしませんでした。
その後彼女は京都のその地を訪れ狐の菩提を弔ったそうです。
そして再度来られた時に、京都に行かれて暫く後ギクシャクした関係の2人の女性達が相次いで職場を離れ、不仲であったその男性とは元々離れた所にいた方だったようですがその後ぱたりと接触がなくなってしまったことを告げられました。
この2人の女性が狐のお腹に宿っていた子との魂の繋がりがあった可能性も否定出来ないと感じています。

彼女の思いや行動により、感覚としてですが今回の事象がほぼ解決したのではないかと思っています。
この折りに覚醒誘導にてその雄狐を祭った祠が京都の、ある地に現存している事を確認しました。恐らくまた彼女はその地を訪れる事でしょう。

私は心霊現象や狐憑きといった憑依現象にはあまり意識を向ける事はありませんし、立ち入らない様にしています。しかし今回の事象は大変に興味深いリーディングとなった事を記憶しています。

これはあくまで勘なのですが、大きな変化を目前にした今「遠い記憶・前世からの約束」を消化しようと多くの方が清算の時に直面しているのではと感じています。

※この被験者の女性を後日別の視点から覚醒誘導を行った時には、更に確信の持てる動物と人間との生まれ変わりの事象を見る事が出来ました。
これは今回の狐とはとは別ですが、やはり同じ時代の事象で現世での飼い猫と古い時代に自らの子であった少女の話になります。このリーディングは私のリーディングではなく被験者自らが見る覚醒誘導によるものです。

ペットとの前世での関わりと言うこの話はいずれまた近いうちに。
では今日はこれにて失礼します。











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by farmemory | 2013-12-23 01:17 | ・前世リーディングと覚醒誘導 | Trackback | Comments(0)

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